vol.03

暮らしによりそう祈りのかたち展/ OZONE
[住空間における仏具のあり方]

リビングデザインセンターOZONE(東京都新宿区)で「暮らしによりそう祈りのかたち展」と題された企画展が、平成26年10月16日~11月11日にかけて行われました。テーブルやベッドなどの家具を配置した実際の暮らしを想定する空間に、新しいデザインの仏壇仏具がコーディネートされ、これから住まいの祈りの場のあり方が提案されました。この企画展についてレポートし、住空間における仏具について考えます。

■祈りのかたち

 はじめに、この企画展「暮らしによりそう祈りのかたち展」を主催した「リビング・デザインセンターOZONE」(以下「OZONE」と表記)について簡単に説明しておきます。

 OZONEは新宿の高層ビル群の中にある、住まいとインテリアのソリューションセンターです。家を建てようと考えている方と、建築に携わる方の双方が活用しており、住まいづくりやインテリアについて様々な提案したり、相談を受けたりしています。今年で設立20周年になります。

 今までOZONEでは、一次取得者層と呼ばれる、はじめて家を持つ30歳代の方を中心にサポートを行ってきたようです。しかし、社会の変化によって家を建てる世代が分散してきたため、もっと上の世代にも目を向け、40歳代や50歳代、さらにその上の世代の方々が、どうしたらより良く暮らせるようになるか提案を行うようになってきたそうです。

 その一環として今回、「都市型コンパクトライフのススメ展」が開催されました。これは、標準世帯というものがなくなり一人暮らしや二人暮らしが増える中で、コンパクトでシンプルな住空間を考えていこうという企画展です。そして、40歳代や50歳代、さらにその上の世代の人たちが、安心して楽しい生活をおくることができる機能性や快適性を重視した住まいづくり提案しています。

 「暮らしによりそう祈りのかたち展」は、この「都市型コンパクトライフのススメ展」と連動した企画展で、同じ時期にOZONE内の別フロアで開催されたものです。

 つまり「暮らしによりそう祈りのかたち展」を企画した意図は、住宅がコンパクトでシンプルになっていく中で、仏壇仏具を住まいの中にどう配置し、祈りの空間をどのように確保するかを提案することだと思われます。
 また、現在の住宅やインテリアにマッチするようにデザインされた仏壇仏具を、他の家具などとコーディネートして展示し、これからの祈りの場のあり方を示すことでしょう。


 尚、展示用仏壇は「お仏壇のセレモア」が提供し、伝統的なスタイルの仏壇ではなく、新しいタイプのデザインの仏壇を展示しました。仏具は「仏具のデザイン研究所」のデザイン仏具を提供させていただきました。

■祈りの場

 今回の企画を担当されたOZONEの溝口峰隆さんは、この企画展のタイトルを「暮らしによりそう祈りのかたち展」にした理由について次のように述べていました。

OZONEの溝口峰隆さん
OZONEの溝口峰隆さん

「仏壇に向かって仏さまに祈りを捧げる、その新しい形態を提案するという意味で、祈りのかたち展としました。そして仏壇は、私たちが日々の暮らし中で悩んだり困ったりした時に、精神的に頼ることができるものだと思います。そこから、暮らしによりそうとしました」

つまり、仏壇仏具を、私たちの身近にあって暮らしの中で欠かせない重要な存在として展示したのだと思います。
 そして、溝口さんは次の2つを、現在の住宅と仏壇仏具が抱える問題として挙げていました。今回の企画展の背景にはこの2つ問題があり、それをいかに解決するかの提案でもあると思われます。

 ①現在の住宅に仏間を確保するのは困難である
 ②現在の住宅に伝統的な仏壇はデザイン的になじみにくい

 前者は仏壇仏具を置く場所の問題で、後者は仏壇仏具のデザインの問題ですが、両者は関連しています。仏間という仏壇仏具を置く専用の場所がない住宅の場合は、必然的に仏壇仏具を他の部屋に置くことになります。すると、置いた部屋の雰囲気やインテリアとの調和の問題が生じることになります。

 そこで、今回の企画展では、仏壇仏具を置く「場所」の提案と、仏壇仏具の「デザインと調和」の提案の2つが必要になるわけです。
 溝口さんは、まず場所の提案として次のように述べていました。

「仏間がないという前提であれば、仏壇を置く場所に制約はないことになります。そこで今回の展示では、家のどこに置く提案するか、色々と構想を練りました。玄関やワークスペースなども考えましたが、現実的なところで、リビングとダイニングとベッドルームの3シーンでコーディネートすることになりました。
 その3カ所に新しいタイプの仏壇仏具を、他の家具とともにコーディネートして見せることで、これからの祈りの場を提案できるのではないかと考えました」

 展示会場に「リビング」「ダイニング」「ベッドルーム」を想定した空間を設け、家具と仏壇仏具のコーディネートをしたのは、インテリアコーディネーターの伊野まゆみさんと籃谷郁恵さんです。

インテリアコーディネーターの
伊野まゆみさん
インテリアコーディネーターの 伊野まゆみさん

 コーディネートするうえで注意した点について、伊野さんと籃谷さんは、「その部屋のシチュエーションやカラー、家具などの雰囲気とマッチするように考えるのはもちろん、リビング・ダイニング・ベッドルームのそれぞれの部屋であることをイメージしやすいように心がけてコーディネートしました」と語っていました。

 お二人に、今回コーディネートした新しいタイプのデザイン仏壇と仏具についての感想をうかがってみると、

 伊野さんは、「今まで抱いていたイメージとはかなり違う仏壇仏具でした。今まで知っていた仏壇仏具はもっと和風のものでしたが、今回の仏壇仏具はシンプルで現代家具に近いような印象を受けました」

インテリアコーディネーターの
籃谷郁恵さん
インテリアコーディネーターの 籃谷郁恵さん

 
 籃谷さんは、「今までは和室に置くイメージが強かったのですが、普通の家具にもマッチしていて、洋室に置いても違和感がないように思いました。それに、さまざまな形の仏壇があるということを知りました。壁掛けの仏壇は特に新鮮でした。とてもコンパクトで今の暮らしに合っていると思います」とのことでした。
 





■祈りの造形

今回展示した仏壇を選んだ溝口さんは、その理由について、こう言っています。

「キャビネットに乗るもの、壁に掛けるもの、床置きのもの、そういう色々なタイプをなるべく選ぶようにしました。
 デザインとしては、普通に見えたほうが良いという考えもあると思いながら、あえて伝統的でないものを選びました。来場された方がそれを見て、こういうものを置くこともできるんだ、と感じていただきたいからです」

 そして、寝室に置くイメージで選んだ仏壇に関しては「介護施設や高齢者向けのマンションなどへ持って行くことができるもの」ということを意識して選んだそうです。

 確かにそれは今、重要な視点だと思われます。一人暮らしが増え、自分ひとりで仏壇を守らなければならないということもあるでしょうし、自分の他に仏壇を継承する人がいないというケースもあるでしょう。
 そして何より、心の支えとして老後の暮らしの場に仏壇仏具を置きたいと考える方も少なくないのではないでしょうか。

 続いて、今回来場された方々がどんな反応を示されたか、溝口さんに聞くと、

「これなら置けるね」というようなことを言われながら展示を見ていた方が多かったとのことでした。

 仏壇店の場合は、店内に仏壇だけが並んでいる場合が多いので、自宅に置いた時のことをイメージしにくいようですが、ここでは部屋を想定して家具と一緒に置いてあるので、スケール感もつかみやすいようでした。

 それに、「これでいいんだね」という反応も多かったようです。
 伝統的な大きな仏壇ではなくても、こういったコンパクトでシンプルな仏壇でもだいじょうぶなんだ、という安心感を得た来場者もけっこういらっしゃったということだと思います。

 しかし中には反対に、「こんなに小さな仏壇だと、ご本尊や位牌や仏具が入りきらないじゃないか」という声もいくつかあったとのことです。
 
もちろん、自宅に大きな仏壇を置くことができるのであれば、小さな仏壇にする必要はまったくありませんが、今まで大きな仏壇を使われていた方が小さな仏壇にしようとすれば、当然起こる問題です。仏壇の中に置く仏具類を選択しなければならなくなります。
 仏具のデザイン研究所としては、コンパクトな仏壇に適した仏具のあり方について考えていかなければならないと思います。

 そして、この企画展にどのような成果を期待しているか、最後に溝口さんに聞くと、次のように述べていました。

「仏壇と向き合う時間というのも、慌ただしい現代の生活の中では必要なことなのではないでしょうか。今回の展示を通じて仏壇のある生活について考えることが、自分の時間を取り戻すきっかけになってくれればいいですね」

■家の仏壇と個人の仏壇

 次に、OZONEで住まいづくりの相談を受けている稲田智子さんにも、仏壇仏具と住まいについてのお話を聞きました。普段、稲田さんが受けている相談は、新築からリフォーム、インテリアについてなど多岐に渡り、仏壇仏具についての相談も多いようです。

 まずは、仏壇仏具を置くのに相応しい部屋について稲田さんに聞くと、

OZONEの稲田智子さん
OZONEの稲田智子さん

「仏間がないという前提で考えれば、家族が長くいる場所か、あるいは寝室の二通りが考えられると思います。

 家族が長くいる場所としてはリビングやダイニングスペースになります。ただ、そこにはテレビが置いてある場合が多いですね。テレビの横は仏壇を置く場所としてはあまり相応しくないように思います。テレビは存在感が大きいですし、音を発したり、画面が小刻みに変わるものの横に仏壇を置いてしまうと落ち着かない感じがします。

 しかし、テレビの横ではなく、落ち着いた場所を確保できるのであれば、リビングやダイニングスペースは仏壇仏具を置くのに適した部屋だと思います。家族みんながいる場所にご先祖さまも一緒にいるという感覚で、家族の一体感が持てるのではないでしょうか。

 寝室に置く場合は、仏壇の意味が変わってくるのかもしれません。先祖代々の位牌を入れて祈るというよりも、身近で亡くなった方をそばに置いて語りかけるという感じになるのではないでしょうか。
 寝室の場合は置く場所に困ることが多いと思いますので、今回も展示していたような壁掛けタイプなどもいいですね。あの仏壇は発想もデザインも斬新で素晴らしいと思います」

と話してくださいました。

 仏壇仏具は伝統的には個人の所有物というよりは、家のものであり、先祖代々の位牌を置いて家として守り続けていくものでした。そういう伝統がなくなるとは思いませんが、一方でこれからは個人の仏壇というニーズも高まってくるように思います。

 寝室に仏壇を置くというのは象徴的なことかもしれません。夫婦の寝室に置くにしても、一人の寝室に置くにしても、仏壇が家族の
祈りの場から個人的な祈りの場に変化しているということではないでしょうか。

■情報発信の重要性

 さらに、今回の企画展について、稲田さんにお聞きすると、

「大きなお仏壇店やメーカーのショールームに行けばたくさんの仏壇が見られますが、今回の展示のように他の家具と一緒に室内のコーディネートをして見せることはなかなかないと思います。こういう展示のしかたで見ていただけると分かりやすいのではないかと思います。

 OZONEで仏壇仏具の展示をするのは初めてですし、本当にいい機会だと思います。住まいについて相談を受けていると、仏壇の種類に色々あることを知らない人が多いことが分かります。伝統的なものしかないと思っている方もいますし、コンパクトなタイプがあることを知らない人も多いです。今回の展示で多くの方に知っていただきたいですね」

とのことでした。

 購入する必要に迫られないと、どんな仏壇仏具があるのか調べることがないのが現実だと思います。ですから、色々な仏壇仏具があることを知らない人が多いのは当然かもしれません。

 しかし、仏具のデザイン研究所としては、自分たちのデザインした仏具はもちろん、色々な仏壇仏具があるということをもっと多くの人に知ってもらうための活動が必要だと感じました。

 そこで、仏具のデザイン研究所の仏具をはじめ、新しいタイプのデザイン仏壇や仏具について、どう考えるか稲田さんに聞いてみました。

「どんなものでも、時代によってデザインは変わるものだと思います。家具のデザインはよく変わります。テーブルやソファーや照明、それに室内の装飾も、家自体の外観のデザインでさえ変わっていきます。

 そういうものの中に置くのですから、仏壇仏具も新しくデザインされたものが出てきて当然ではないでしょうか。問題は、新しくデザインされた仏壇仏具にはどんなものがあって、今どんなものがよく購入されているのか、世の中に出回っている情報量が少ないように感じられることです。もっとそういうものを見て知る場があるといいですね」

 そして最後に、仏具のデザイン研究所にどんなことを期待するかについても聞きました。

「それぞれの仏具には作り手の方の思い、その仏具をデザインした趣旨があるに違いありません。
 自分が購入した仏具は、作り手の方がどんな思いで作ったのか、どんな材料を使っていてそれはどんなものなのか、などを詳しく知っていると、毎日愛着を感じながら使うことできます。

 ですから、そういうことを作り手の方が発信するようにしていただけると嬉しいですね。直接お話しする機会があってもいいですし、カタログに載せていただいてもいいですね」

 稲田さんの言われるように思いを伝えていくことは大切なことです。できるだけ情報の発信に努めていきたいと思います。

―ここからは、当研究所のアートディレクター大友学と、プロデューサー萩原修が、今回の「暮らしによりそう祈りのかたち展」についての感想や考察を語ります。

■仏具の新しい選び方

大友学  仏具のデザイン研究所 アートディレクター

 今回の展示では、インテリアコーディネーターの方がしつらえた空間と、「お仏壇のセレモア」さんから提供していただいた仏壇とのコラボレートとして、より「暮らし」に近い形で仏具のデザイン研究所の仏具が表現さ
れていました。

 私たちは「現代生活に合った仏具」とか「コンパクトな仏壇仏具」というような表現をしていますけれど、どう合っているのか、コンパクトとはどういうことなのかは、実際に見ていただいた方が分かりやすいわけです。今回のように家具とコーディネートされた形で見ていただけたのはとてもよい機会だったと思います。

仏具のデザイン研究所 大友学
仏具のデザイン研究所 大友学

私が対応した来場者の一人は、壁掛け式の薄型仏壇と、仏具のデザイン研究所の仏具[テツのセット・あわせの摺漆(茶湯・仏飯)]を見ながら、「こういうライトな感じでもいいのね」と言っていました。

 このように、他のインテリアの中に配置された状態で展示してある仏壇仏具を見て、それが自分のスタイルや好みにあうのか確認するというのは新しい選び方になると思います。

 今までは仏壇仏具店で商品を見て「これならご先祖さまが喜ぶ、故人が喜ぶ」というような基準で選んでいたと思います。しかし、こういった展示で見ていただけると、他のインテリアとの調和なども考慮しながら購入者が気に入った仏壇仏具を求めていただけるようになるのではないでしょうか。

 そして、実はこうした選び方、つまり自分の気に入ったものを選んで購入することを、ご先祖さまも故人もきっと喜んでくださるのではないかと思います。自分の気にいったものに向かって手を合わせて、ご先祖さまや故人に祈りを捧げるほうが心がこもるに違いありませんので。

 「暮らしによりそう祈りのかたち展」というタイトルに関連させて述べれば、本当に暮らしの中に入り込んでいくと、実際の住空間は展示会場のようにキレイな場所とは限りません。色々なものが乱雑に置かれていたりするかもしれません。生活の生々しさが漂っていることでしょう。

 でも、そういう住空間の中で、毎日仏壇の水を替えたり手を合わせたりするところに「暮らしによりそう」ということの本当の意味があるように思います。デザインだけでなく、そういうところもサポートして、仏具のデザイン研究所がもっともっと温かみのあるブランドになっていけたらいいと思います。

■実質が求められる時代

萩原修  仏具のデザイン研究所 プロデューサー

 OZONEは設立20周年になりますが、仏壇仏具をテーマに展示をするのは今回が初めてです。今、こういった企画展が開催されるということには、時代の象徴としての意味があると思います。住まいにおける祈りの場、つまり仏壇をどうやって生活の場に取り込んでいくか考える人が増えてきているということでしょう。

仏具のデザイン研究所 萩原修
仏具のデザイン研究所 萩原修

 この20年間で住まいが大きく変化してきた中で、仏壇仏具に対する人々の考えも変化してきていると思います。仏壇仏具は、デザインが変化してきているだけでなく、その意義も変わろうとしているのかもしれません。
 背景には、形式的なことよりも実質的なことを求める人が増えてきたことがあると考えています。

 たとえば葬儀を例に出すと、最近は自宅で葬儀をする人が増えてきているようです。
 もともとは自宅で葬儀を行っていたわけですが、戦後の高度成長期に都会に人が集まり、核家族化していく中で、住宅の規模や構造の問題から自宅に大勢の参列者を集めて葬儀をすることは不可能になりました。そこで、葬儀専用のホールが建てられるようになり、葬儀はそこで行われるようになりました。

 しかし今は、大勢の人に来てもらうことなく、家族や本当に親しい人だけで葬儀を行った方がいい、という考え方をする人が増えてきているようです。亡くなる前にそう希望して家族に伝える人もいます。
 お金がかからないということもあるでしょうが、その方が落ち着いてじっくり故人を送ることができると考える人も多いようです。
 つまり、立場や形式などに配慮しながら葬儀を行うという必要が薄れてきているのです。

 そういう意識の変化が、仏壇仏具のあり方とも時代感覚として繋がっているように思います。
 葬儀に対して実質的に必要なことだけを求めるようになっているように、仏壇仏具に対しても実質的に暮らしに必要なもの求めるようになってきているのではないでしょうか。

 つまり、必要とされているのは、その家の象徴としての仏壇仏具ではなく、今の暮らしに適した仏壇仏具ということになると思います。今の住宅に適したデザイン性や機能性を持ち、実質的に祈りの場としての役割を果
たしてくれることが求められているのです。

 思えば、10〜20 年くらい前から、住まいについても同じような変化が既に起きていました。今、住まいに必要とされるのは快適性や機能性です。重要なのは、暮らし方や家をどう使いこなすかといったことです。住宅の形式を重んじたり、見栄を張ったり、外に対して存在を示すような住まいは求められなくなっているのです。

 こうした住まいを求めてきた世代が、新たに仏壇仏具の購入を検討する年齢になってきたということが、仏壇仏具のあり方にも影響を与えようとしているのかもしれません。

 今回の展示会場で、家具デザイナーの小泉誠さんとお会いしてお聞きした話も、この考えを裏付けるものになると思います。小泉さんは7~8年前から仏具のデザインもされている方です。その仏具が今になって、かなり売れるようになってきているとおっしゃっていました。

 最近は仏壇店に、デザイン性が高くてコンパクトな仏壇がたくさん並ぶようになってきていますが、そういう仏壇と小泉さんのデザインされた仏具がセットになってよく売れているということでした。仏具のデザインを始めた7~8年前ではなく、7~8年経った今ということが重要です。今まさにそういう時代を迎えているということになるのではないでしょうか。

家具デザイナーの小泉誠さんと、仏具のデザイン研究所の萩原修
家具デザイナーの小泉誠さんと、仏具のデザイン研究所の萩原修

 今回の企画展に仏具を展示させていただいたことはとても有意義なことでした。住空間に仏具のデザイン研究所の仏具が配置された姿を実際に見ることができました。そして来場者の方にも見ていただくことができました。
 また機会があれば、このような展示をぜひ行ってみたいと思います。もちろん、他にも色々な方法で、仏具のデザイン研究所の仏具をもっとたくさんの人に知ってもらえるように、活動を続けていきたいと思います。

—以上—

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